
来る。
最終的には、衛星経由で通報の伝達が試みられることとなる。
3.1.1.2.2.2.2 FANS−1/Aの取扱いについて
(1)安全確保の観点からFANS−1/A航空機はCAAサーバーに登録されなければならない。さもなくば、インターネットワーキング・サービスヘのアクセスを拒否される。
(2)航空機の登録には、SITA/HDQASXS(テレタイプの宛先)に当該航空機の登録番号を通知すること。自動的にARINCへも登録される。
(注)日本における運用方法を検討する必要あり。(インターネットワーキングの在り方、及びラベルSAの取扱い)
FANS−1に関連して、SITAは北京の中国民航当局にFANS−1アプリケーションの処理・表示装置を納入したとの報告があった。
3.1.1.2.3 ATS機関のFANS取組状況
3.1.1.2.3.1 フランス(Ms.Martine Blaize/DGAC/STNA,Toulouse,France)
DGACで試運用・サービス中のデータリンクについて次の様な報告があった。
3.1.1.2.3.1.1 データリンクの運用状況
(1)CLAIRE(DGACのPre−Departure Clearance)
*1995年11月から試運用を行っており、1日当たり110−130通で、これまでに60,000通が取り扱われている。成功率は97%。平均の応答時間は12.5秒。
*今年の夏以降、オルリーとリヨンで正式サービスが開始され、航空機側のCLAlREを使用するための承認行為も済んでいる。
*ARINC SPEC−622,623.SITAASPへは、X.25による接続。
(2)ISATIS(Digital ATIS)
*オルリーのみでサービスされており、エールフランス及びデルタ航空が利用している。
1日当たり230−250アクセスあり、これまでに90,000通が取り扱われている。
アップリンク成功率は、88.2%、平均応答時間14.2秒。
*テキストの音声シンセサイザーによる放送はパイロットに好評である。
*1997年には、ARINCSPEC−623に適合させ、ドゴール空港でもサービスを開始する。
(3)?SPACGのCPDLC(Aukl and FIR)の概況報告(割愛)
(4)VIVO(Oceanic Datalink System)
*Tahiti FIRで1月当たり75機の航空機をCPDLCで取り扱っている。これはFANS−1搭載航空機の83%である。93%が1分以内に処理されている。(往復で)
*1週間に1度、約10分のネットワーク障害が出ている。
*1997年にはADSのモニタリングも開始予定。
3.1.1.2.3.1.2 データリンクの証明・承認
DGAC,UKCAA,EUROCONTROLは、欧州に於けるATS通信の取り扱いに関して、共同で耐空性
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